向井聡一のブログ

不動産業界へ進出

空き家リノベーションの成功事例:地域を動かす“第二の人生”

活用が難しいとされる空き家ですが、実際には“第二の人生”を歩み始めている物件も少なくありません。
ここでは、地方で注目を集める3つの成功事例をご紹介します。


事例①|廃旅館が町のハブに変身:新潟県・越後湯沢《Little Japan ECHIGO》

東京都のゲストハウス運営チームが、廃業した温泉旅館を大胆にリノベーション。
観光客向けの宿泊施設だけでなく、カフェやリモートワーク用のスペースを併設し、地元住民と移住者が交わる「町の拠点」に生まれ変わりました。

  • 活用目的:地域交流/観光再生

  • 補助活用:町の空き家活用補助金・起業支援

  • 成果:地域住民との協業による持続的な運営モデルを確立

✔ 教訓:単なる「宿泊施設」ではなく、「地域と繋がる機能」を組み込むことが成功の鍵。


事例②|“ボロ戸建てファイター”が築50年を再生:山口県・eclairさんの挑戦

築50年の古家を自ら改修した20代男性。YouTubeSNSで情報発信しながら、DIYで内装や外装をリノベーション。
現在は、月数万円の家賃収入を得ながら、空き家の再生・再販事業を広げています。

✔ 教訓:「若さ」も「資金力」も関係なし。知恵と工夫で空き家は立派な資産になる。


事例③|スウェーデン人が築80年の古民家を改修:東京・青梅市

アントンさんというスウェーデン出身の男性が、青梅にあった築80年の空き家を購入し、和モダンな宿泊施設に再生。
月に約200万円以上の収益を上げ、海外からの訪問者にも人気の“日本文化体験型施設”として注目されています。

  • 活用目的:インバウンド観光・体験価値の提供

  • 補助活用:観光庁の訪日促進支援/クラウドファンディング

  • 成果:世界中から宿泊客が訪れる人気スポットに

✔ 教訓:古民家の“日本的価値”を見出したのは、むしろ外国人だった。


✅ まとめ:成功の共通点とは?

共通ポイント 内容
地域との接点 地元との協力・交流を軸に運営
情報発信 SNSやメディアを活用してファンづくり
多機能性 単機能ではなく「泊まる+○○」の複合型
支援制度の活用 補助金や行政制度を上手に取り込む